ビィーゴ大学「転職のもやもや解消!ぶっちゃけトーク!」の様子をレポート!

ビィーゴ大学『転職と就職のもやもや解消』をレポート

ビィーゴ大学オープンスクール「転職のもやもや解消!ぶっちゃけトーク!」を、2021年9月5日(日)にビィーゴのキッチンスペースにて開催しました。

コワーキングスペースビィーゴは、老若男女、様々な業種の方々が利用されています。

そんなビィーゴで行われる「ビィーゴ大学」とは、ビィーゴ会員が得意な分野を生かして先生になり、普段なかなか聞くことができないビジネス・仕事に直接繋がるノウハウを教えてもらえるスクール事業です。

今回のテーマは『転職のもやもや解消!ぶっちゃけトークということで、転職や就活を経験した3人の登壇者をお招きしお話をしていただきました。

スタッフの喜田も登壇者として参加させて頂いたので、さっそくレポートしていきたいと思います!


テレワークの普及など働き方がどんどん変容していく中、転職や就職を迎えて、
「転職したいけど、何を決め手にしたらいいんだろう?」
「今までと就活の形が変わってきて、不安だな…」
と悩んでいる人は多いと思います。

今回の講座はこれからのキャリアについて悩める人のための『転職と就職のもやもや解消』がテーマです。
転職や就職について、参加者の抱えている不安や懸念を解消してもらうべく、3人の登壇者が各々の経験について話しました。

左から谷村さん、本田さん、喜田

【今回の登壇者】

・本田隆行さん(科学コミュニケーター)

・谷村瑞季さん(会社員・ビィーゴスタッフ)

・喜田あゆみ(ビィーゴスタッフ)

転職のきっかけ

まずは、社会人としての経験が豊富な本田さんと谷村さんに転職のきっかけについてお話ししていただきました。
お二人とも2回の転職活動を経験されていますが、転職のきっかけは全く違うものでした。

谷村さんの転職のきっかけは「同僚との人間関係」と「想像と仕事現場のギャップ」
新卒で入社した会社では異動先の上司との関係にストレスを感じるように。精神状態も不安定な中で転職活動も投げやりになり、1回目の転職先を3ヶ月間で辞めて失敗。この経験から2回目はエージェントにしっかりと相談しつつ、転職活動に励んだそうです。

対して本田さんは2回の転職とも「転職せざるを得ない状況」がきっかけに。

枚方市役所で働いていた時、偶然行った東京の国立科学館で科学コミュニケーターを募集していることを発見。学生時代、学芸員に憧れて資格を取得したものの就職にはご縁がなかった過去を思い出し、「これで落ちたら今の仕事を心から頑張れるだろう」と記念受験したつもりが、合格してしまったんだそうです。

ただ、この科学館での科学コミュニケーターの仕事が最大で5年の任期付きで転職せざるを得ない状況がきっかけとなり、科学コミュニケーターとして独立を決めたと言います。

決断の決め手

転職はその後の将来を左右するターニングポイントとも言えます。
転職のきっかけから、実際に行動に移す大きな決断の決め手や判断軸とは何だったのか、お二人に伺いました。

谷村さんの判断軸は「精神的にも身体的にも健康で働ける場所」
働く上で必要最低限とも言えますが、一番重視していたそうです。
新卒採用の時はニッチでも海外に展開しているグローバル企業を軸に就活に励んでいましたが、社会人として2つの企業で働いた経験から判断基準が変わったと言います。

「人と話すのが好き」
だからこそ、デスクワーク中心ではなく日常的に誰かと会話したりする仕事を軸に2回目の転職活動に取り組んでいたそうです。

私も約半年前までは就職活動をしていましたが、「健康に働くこと」はあまり重視していなかったので社会人ならではの考え方ではないかと感じました。

本田さんは科学館で働いた後にどうするか、3年間考えたものの見つからなかったと言います。

科学コミュニケーターはまだまだ世間では知られていませんが、これからの社会にとって必要な存在。
だからこそ、今後科学館で科学コミュニケーターとして働く人の道標にもなるようにフリーランスとして独立を決めたそうです。

転職を決めてから苦労したこと

同僚への引き継ぎや上司への報告など、転職を決めたもののやることはたくさんあります。
円満に次の会社に転職できるようにするために苦労することはあったのでしょうか。

谷村さんは2回の転職ではどちらもあまり苦労はなかったそう。

転職するのにも明確な理由があったので、それを正直に伝えたそうです。

対して本田さんは公務員を辞める時に一苦労したと言います。

公務員から転職する人は稀有な存在。
だからこそ、周りの同僚には心配されたり、引き止められたり、手続きか難しかったりとかなり苦労したそうです。

コロナ禍の就活

コロナ禍で働き方だけではなく、就職活動の形も大きく変わりました。
オンラインが中心となったからこその難しさを学生目線でスタッフの喜田が経験をお話しさせていただきました。

コロナ禍での就職活動で一番苦労したのが、「オンライン面接」

面接官の表情が分からなかったり、自分自身が相手にどう見えているのかが分からず苦戦しました。

約10分間という短い時間で自分自身をどうアピールしたらいいのか、どうしたら、ひととなりを知ってもらえるのか、バストアップしか映らないオンライン面接では特に難しかったです。


その対策として、大学の教授と面接の練習をして印象を聞いたり、アドバイスをもらうようにしました。

背景は白色の方がいい、前髪を上げて眉毛まで見えた方が表情が分かりやすいなど、自分だけで練習していると分からないことにも気づくきっかけに。

転職と就活の違い

将来の働き方、生き方を決める活動としては違いはないものの、周りの環境や活動の軸となる考え方ではたくさんの違いがある二つ。

学生目線と社会人目線、両方の意見から転職と就活の違いについて議論しました。

「同じ立場で相談できる人が周りにいるか、いないか」が大きな違いの一つ。

就活は基本的には同じタイミングで始まり、「他の学生も頑張っている」ということが自分自身の励みになることも。

それに対して、転職は会社の同僚に相談できず、孤独を感じることもあると言います。

本田さんはこの二つには「社会人経験があるか」という違いがあると言います。

転職は、社会人として企業の中で働いてきたからこそ芽生えた「将来こう生きたい」という考えを軸に活動する。
学生とは企業を決める視点が違うと言えます。

もやもやすること

3人とも共通していたのが「もやもやすることしかない」ということ。

ただ、そのもやもやをどう解消していくかが成功の鍵。

3人はどんなことにもやもやして、それをどのように解消していたのでしょうか。

就活ではもやもやすること、納得いかないことだらけ
時間をかけて書いたESが1通のメールで不合格にされてしまう。
判断基準も分からず落とされたような経験は今までなく、それにもやもやする日々。

ただなぜ不合格だったのか、自分自身で原因を毎回考えて改善していくことがもやもやを少しでも無くしていくことに繋がりました。

本田さんは就活サイトに出てくる会社が第二次・第三次産業に偏っていることにもやもやを感じていたと言います。
「仕事はそれだけではない。就農(農業に就く)するという選択肢もあるはずなのに」と就活をしていた当時から感じていたそうです。

それに対して転職は幅広い業界で活動ができ、Iターン、Uターンで農業を始めることも視野に入ります。

まとめ

今回のテーマは「転職のもやもや解消!ぶっちゃけトーク!」

会場には今後転職を考えている方や、パートナーが転職を考えている方など、たくさんの方に参加していただきました。

質問や意見もたくさんいただき、和気あいあいとした雰囲気で盛り上がりました!

今回からはオンライン配信も始めました!これからもより皆様に楽しんでいただけるよう試行錯誤してまいります。

登壇者の谷村さん、本田さん、これまでの転職や就活についてわかりやすく経験談を話していただき本当にありがとうございました。そして、参加者の皆さん、感染対策へのご協力いただきながらご参加いただきありがとうございました!

以上、ビィーゴ大学のレポートでした〜

今後はコロナ対策をしながら、オープンスクールとして皆さまに参加していただけるイベントも開催していくことができたらと思っています。


次回は、10/24にビィーゴ大学の新シリーズ「ワークスタイル解体新書」シリーズが始まります!参加費無料ですのでぜひご参加くださいませ。

この記事を書いた人
きだ