「梅田!ローカルメディア座談会Vol.2」に参加してきました。

こんにちは!! ビィーゴイベントディレクターのながはらです。関西エリアを中心に各地のイベントや人が集まる場所に足を運んでいます。

2024年2月28日(水)に大阪市内で開かれたイベント「梅田!ローカルメディア座談会 Vol.2」に参加してきました。テーマは、「記事作成は大喜利?そこにあるものを別の視点で眺めてみる力と孫力(まごりょく)について」です。

エッセイスト・作家の島田彩さんと編集者・バックヤードウォッチャーの今井夕華さんのお二人が対談されました。平日の夜にも関わらず、70人以上が集まる活気のあるイベントでした。

早速、当日の模様をレポートしたいと思います。

会場はホテルの宴会場!

今回の会場は大阪・梅田の新阪急ホテルです。駅前の好立地ですね。

しかも、宴会場。星の間だそうです。「結婚式かよ!」と心の中でつっこんでました。

受付もなんだか、結婚式っぽい感じです。名簿に「新郎友人」とか書かれてそう。

前置きが長くなりましたが、イベントの会場って意外に重要で、どこでやるかで内容がかなり変わって来ると思います。

梅田のローカルメディアとは?

今回のイベントは、阪急・阪神ホールディングスが中心となって進められている梅田のローカルメディアを作るプロジェクトの一環で行われています。現在阪急電鉄の大阪梅田駅周辺の再開発が予定されており、それを機に自社のことだけでなく梅田の街について情報発信をしたいと考えられているそうです。

ローカルメディアはすぐにできるのではなく、まずは、いろんな人を巻き込みつつ、約1年かけてどんなメディアにするのかを考えていくそうです。今回のイベントは、そんな壮大なプロジェクトのための公開ブレストみたいな感じです。

ビィーゴアンバサダーの永田賢司さん(下の写真右)が担当されています。というより、こっちが本業です(笑)。この日は、株式会社ここにあるの白川烈さん(同左)と共に進行をされていました。

個性的な2人のトークゲスト

この日のゲストは、エッセイスト・作家の島田彩さん、編集者・バックヤードウォッチャーの今井夕華さんのお二人です。

島田彩(しまだあや)さん

今井夕華(いまいゆか)さん

お二人のプロフィールです。島田さんは公式のプロフィール紹介もそこそこに、ChatGPTに作成させたプロフィールを読んでおられました。

島田 彩(しまだ・あや)さん エッセイスト/作家
エッセイの執筆を中心に、企画やMCなど。1987年大阪生まれ。関西大学卒業後「HELLOlife」にて教育・就活分野のソーシャルデザインに10年間取り組んだのち、独立。note「今週末の日曜日、ユニクロで白T買って泣く」や「7日後に死ぬカニ」等が、SNSで話題となり、作家活動スタートのきっかけに。現在、自宅の94%を10〜20代に開放しながら暮らしたり、知人宅の空室に自室の一部を移殖してシェア書斎化したりと、いろんな生活を実験中。夢は大好きな阪急電車の座席生地を使ったズボンを作ること。

今井 夕華(いまい・ゆか)さん 編集者/バックヤードウォッチャー
編集者、バックヤードウォッチャー。1993年群馬県生まれ。多摩美術大学在学中から、フリーマガジンの編集や舞台の企画運営、多数の工場見学を経験。2016年-「日本仕事百貨」編集、イベントスペース「リトルトーキョー」の企画運営を担当。2020年フリーランスに。近年は、マニアが集まるイベント「マニアフェスタ」の企画運営や「るるぶkids」「デザインのひきだし」での編集執筆など。店舗や企業の「バックヤード」を見るのが好きで、webメディア「ニューワールド」で「今井夕華のバックヤード探訪」を連載。

いい企画・いい記事を書くには?

クロストークでは、記事作成や企画にまつわるお話をたくさん聞くことができました。印象に残ったものをご紹介します。

孫力(まごりょく)とは?

この日のテーマになったのが、孫力(まごりょく)です。孫力とは、おじいちゃんおばあちゃんに好かれる孫のように、人の懐にスッと入る力のことです。面白い記事を書くためには、その前提である取材活動が不可欠。そして、取材活動を円滑に進めるためには、取材対象に信頼されることが必要です。孫力めっちゃ重要ですね。

その孫力を得るために必要なこととして、お二人が共通して挙げられていたのは取材対象を好きになること。人は自分のことを好きな人のことを好きになるって言いますからね。

ちなみに、下の写真は今井さんが撮った東京都内の商業施設のゴミ捨て場。「クリスマスという一年で一番忙しい時なのにめっちゃ整頓されているのが面白い」のだそうです。この話をされている今井さんの表情が本当に楽しそうで、本当に好きなんだなぁってことが伝わってきました。これこそが「孫力」なんでしょうね。

他人の視点を借りる

トーク中も次から次に面白い企画を出されていた島田さん。その秘密は、就労支援の仕事をしていた10年間にあります。いろんな人に寄り添っていくうちに、多くの価値観に触れることができ、多様な視点を獲得することができたそうです。「他人の視点を借りることで面白い企画を生み出すことができる」とおっしゃっていました。

ワークショップ:読みたい記事や企画を考える

トークの後は、4〜5人のグループに分かれて簡単なワークショップ。こんな記事・企画があったらいいなぁというテーマで議論しました。私がいたグループは、歴史に興味がある人が多かったので、「梅田に残る昭和の痕跡を探す」や「今はない懐かしの梅田マップ」など過去と現在を繋ぐような企画が多く出ました。

他のグループも、「みんなのオリジナル待ち合わせ場所」、「梅田にある店のファミリーヒストリー」、「終電が終わった後の街なか探検」など読んでみたいと思う企画がたくさんありました。

お二人のトークやワークショップを通じて企画を考えることの楽しさを実感できたイベントでした。

以上、梅田!ローカルメディア座談会Vol.2のレポートでした!

今後の予定について

今後も、関西エリアを中心にいろんなイベントに参加したり、人の集まる場所に行ったりし、そこで学んだことを日々の企画に活かしていきたいと思います。不定期でレポート記事も掲載しますのでお楽しみに!

この記事を書いた人
まさやん
ビィーゴのイベントディレクター兼写真部長です。大阪市生まれ枚方市育ち。地元を拠点に、全国各地のローカル&ソーシャルな活動に関わるべく、いろいろ動いています。趣味は、鉄道旅・読書・スポーツ観戦(特にラグビーが好き)。