2022.9.10

はじめてでもできる個展やグループ展の開き方。準備しておくべきポイントは?

写真を撮る、絵やイラストを描く、造形物などの創作をしているなど、アートと関わりのある生活を送っている方なら、「いつかは自分の作品をみてもらいたい!」と思うもの。

そこで今回は個展やグループ展など、開き方や準備しておくべきポイントについてご紹介します。

自分で個展を開きたいと考えているカメラマンや画家、デザイナーにイラストレーター、創作や造形を行っているアーティストの方は、ぜひ参考にしてみてください。

▷個展とグループ展のちがい

◯個展の場合

個展では一つの空間を、自由に使って自分の思うように展覧会をプロデュースできます。
自分以外の作品に飲まれることなく、「自分の個性」「伝えたいこと」など、作品のテーマを強く押し出すことができます。

その反面、開催に関わる費用はすべて個人持ちとなるので負担は大きくなります。

◯グループ展の場合

グループ展では、多くの多様な作品が並び、ほかの作家さんの刺激を直接受けられます。
自分で作った作品数がまだ数少ないという方も、グループ展には出展しやすいというメリットもあります。

また、他の作品や人から自分では気づけなかったことが見えてくる場合も多いです。
今後個展を開催したいと思う方も、まずは勉強するためにグループ展に参加してみることから始めてみるのもおすすめです。

▷個展の目的は”自分スタイル”でいい

個展を開催するなら、実績のある人でなければ・・・
評価の高いものでなければ・・・

など、「個展」について難しく考える必要はありません。

もちろん作品の販売メインにという場合もありますが、実は写真やイラスト、創作などの趣味が高じて個展を開く方も多いもの。
また見に来てくれた方との交流の場を目的とするという方もいらっしゃいます。

著名人から、プロを目指す人、楽しみのひとつとして開催する人。
それぞれの「自分スタイル」で個展の開催を楽しんでください。

▷展示する作品を選ぶ

まずは展示する作品をどれにするか。
個展を目指す中で、頭の中には展示したい候補作品があると思います。

その中から

◯「これだけは必ず展示したい!」というメインの作品を決める
◯展示する作品の数を決める

個展のテーマを決め、展示したい、PRしたいという作品を予め厳選しておいて、作品にあった雰囲気づくりができる場所選びを進めていくことが大切です。

▷自分を知ってもらえるものを3パターン用意しておく

作品を紹介する場である「個展」ですが、その前にあなた自身や作品を知ってもらえる”自己紹介”も必要です。
個展開催時に知り合った人とつながる手段にもなりますので、作品同様に重要なものとなるので、しっかり準備しておきましょう。

【その1】外から見ることができる「個展」の内容を紹介するもの

飲食店がお店前に置いてあるメニューを立ち止まって見たことはありませんか?

誰しも看板だけで、初めてのお店に行くのはためらいがち。しかし、看板やメニューが書いてあればそのハードルはグンと下がります。

個展会場の前に、パネルやポスターなど、外から見てもどんなテーマで誰が個展をしているのか分かるようなものを準備しておくといいですね。

【その2】中で見ることができる「作品」の内容を紹介するもの

作品一つ一つについて、タイトルはもちろん、こだわった箇所などの簡単なコメントを表示しておくと、見ている側にも作品の裏側に込められた思いが伝わります。

作品に込めた思いや、制作過程が垣間見えるだけで、見方が変わってくることも。

また、あなたが在廊していない場合にも、作品についてのコメントがあれば、見に来てくれた人のあなたの個展への印象も違ってくるはずです。

【その3】帰ってから見ることができる「あなた」と「個展」のダイジェスト

プロフィールや写真などを載せたチラシ、もちろん名刺でもかまいません。

自分がどういうことをやっているのか、という簡単な自己紹介や持ち帰ってもらえる連絡先を用意しておくのがオススメです。「ご自由にお持ちください」と作品をプリントしたポストカードなどもいいですね。

すぐにとはいかずとも、ふいなことから「ご縁」が生まれるかもしれませんよ。

そして最後に、必要なものは「心の準備」。それだけです!

▷個展を開催するための場所探しと「5つのポイント」

個展を開催するにあたって、大きなポイントのひとつが展示場所となる会場です。

展示場所としては以下のような場所が考えられます。

①都心などに多い「貸画廊」
②自治体が運営する「公民館」「◯◯センター」などの公共施設
③美術館や博物館
④多目的に使用できるレンタルスタジオやレンタルスペース

いずれの場合も、予算、広さ、期間を合わせて検討し決定していくことになります。
またアクセスや規模、搬入なども視野に入れて場所探しを行いましょう。

個展の場所探し5つのポイント

その1,下見にメジャーを持っていく

会場を下見する際には部屋の出入り口や室内の展示スペースのサイズを測っておきましょう。
万が一、作品が出入り口から入らない場合なども考えられます。
また、作品に額をつけるとなれば、作品サイズも理解しておくといいですね。

その2,搬入について、出入り口の広さなどがスムーズにいくか

荷物の搬入はどうやって行うか。

大きな作品になるほど搬入もおおがかりなものになります。
車での搬入なら、近隣に駐車スペースはあるか。
搬入に使えるエレベーターの利用ができるか、なども確認しておくといいかもしれません。

その3,自分が通えるかどうか

下見・申し込み・会場設置・搬入など、会場との行き来が多くなります。
また、展示予定の作品を保管してある場所から往復可能な距離にあるか、交通アクセスも確認しておきたいですね。

あまりに遠い、交通の便が悪い場合は極力負担の少ない方法を検討することを念頭に入れておきましょう。

その4,自分の作品の雰囲気に合うかどうか

展示予定の作品と会場の雰囲気はどうでしょう?

例えば「静寂」というテーマにしていたのに、周辺のショップから重低音のBGMが始終流れている。会場の置物や装飾が派手すぎる・・・ということはありませんか?

ネットの写真だけで決めてしまった場合、行ってみると随分雰囲気がイメージと違っていることもあります。

せっかくの個展、こんなはずじゃなかった、という結果にならないよう、しっかり確認しておきましょう。

その5,作品数に対して広すぎていないか

作品数に比べて会場が広すぎる場合は閑散とした空間になりがちです。

さらに、会場では絵が家よりも小さく見えたりするものです。

空間が広いな、と感じたら、作品のほかにポートフォリオ(ファイリングした作品集など)を設置するスペースを作るなど、広い空間を利用して出来ることを検討しておきましょう。


個展を開催するためのレンタルスペースのおよその費用は?

一般的に1日単位、1週間単位で借りられる費用設定があります。

また地域や規模によって、レンタルスペースの費用が変わります。
特にカフェや小規模な会場では、スペースが併せ持つ特徴によって、費用の範囲もそれぞれ違ってきます。

▷小規模のカフェやレンタルギャラリーの場合
大阪で言えば、心斎橋付近にあるカフェやレンタルギャラリー(約13畳※京間:約25㎡)だと、1週間3万〜10万円前後が標準的だと言われています。
カフェの場合は、飲食スペースの一角を借りられることもあるので、費用はそれ以下に抑えられることもあります。
カフェの雰囲気やテーマが作品とリンクすれば、費用以上の効果が期待できそうです。

▷中規模以上のレンタルギャラリー(50㎡以上)の場合
さらに駅から近く、都心のギャラリーとして広いところでは、1週間で約20万円〜50万ほどかかります。
費用はかかりますが、レンタルギャラリーとしての経験も豊富で、設備や準備においても体制が整っている会場が多いです。
主に集客の多い個展や、作家が多く集まるグループ展に向いている会場です。

ただし、小規模や中規模であってもその場所による利便性のほか、会場が持つ共用設備や備品についても確認しておきたいところ。
まったく同じ条件の会場はないので、きちんと現地へ足を運び、検討するようにしましょう。

そのほかにかかる費用は?

一般的に個展を開催する場合の会場費以外にかかる費用をご紹介します。

●告知印刷費・宣伝費
ハガキ、ポスター、チラシ、パネルなどを作る場合に必要です。
また、宣伝にはSNSを活用しましょう!
コストを抑えられるだけでなく、趣味嗜好が合うターゲットに対して発信できるFacebookやInstagramなどを利用するのがオススメです。

●カタログやグッズ
販売も実施する場合はカタログやグッズ等の制作費がかかります。

●印刷物郵送費
告知ハガキの郵送をお考えの方は郵送費がかかります。

●梱包材
作品を守る、送るための梱包材がかかります。ホームセンターなどでまとめ買いしておきたいですね。

●展示物の装飾・会場の装飾
展示する作品に額縁をつけるなど、作品を装飾する場合や会場の装飾をお考えの方はこちらの費用がかかります。

●作品郵送費
会場に個人で運び込めない作品を郵送・宅配する場合にかかります。



●芳名帳
来てくれたお客様に記入してもらう芳名帳なども用意しておきましょう。

個展のスタイルによってかかるものは変わってきますが、ある程度費用を見積る際にはこれらの諸費用を考えておくといいですね!

個展開催中や開催後に気をつけておきたいこと

【開催中】の注意点

●展示期間中はなるべく在廊しておく
展示期間中はなるべく在廊しておくことをオススメします。
作家自身が説明することで、親近感も湧きやすく、作り手しか知らない苦労やこだわりが伝えやすいもの。作家側もお客様の反応が直接見れるので、コメントや意見が参考になりますよ。

●親しい友人とばかりで盛り上がりすぎない
あなたの個展開催に、親しい知り合いや友人はとても喜んでくれることでしょう。
しかし、開催中あまりにその知り合いや友人とばかりで話し込んでいると、せっかくあなたの作品に興味をもって立ち寄ってくれた方とのつながりを逃してしまうかもしれません。
来てくれた親しい人にもふらりと立ち寄ってくれた人にも、感謝の気持ちを同じように伝えましょう。

●作品のケアをする
1週間個展を開催すれば、知らずしらずのうちに室内や作品が汚れたり、ホコリが溜まったりします。
汚れたように見えなくても、頃合いを見て額縁を磨いたり、クロスで拭いたりと、作品や室内のケアを行いましょう。
ただし、お客様の隣でずっと掃除をしていると追い立てるようなイメージにも繋がりかねないので、気をつけてくださいね。

●会話やコミュニケーション下手でも
もともと人と話をするのが得意で、個展でも作品のPRをうまく行う方もいますが、そうでない方も多いと思います。
しかし、「話さなければ」と気負う必要もありません。
逆に言えば、入ってきた瞬間から、作者が隣にべったりと作品についてしゃべられる方が作品の良さが入ってきません。
お客様が作品の前で立ち止まり、見入ったときに一言話しかけてみること。そして変に格好つけずに素直なあなたの言葉で大丈夫です。

【開催後】の注意点

●開催した個展を記録に残しておく
開催した個展の様子を写真を残しておいたり、実績をまとめておきましょう。
そうすることで、その実績を目にした方から依頼がきたり、こちらからアプローチすることもしやすくなります。

今後も創作活動をしていく上で、これまでの記録を誰でも目にしやすいFacebookやInstagramなどで公開して活用してみるといいかもしれませんね。

素敵な作品がだれかの目に留まって、その人からそのまた次の人へ、日常にアートが広がることを願い、応援しています!

●来てくれた方へ感謝を伝えましょう
来てくれた方には、早めに感謝をお伝えしておきたいものです。連絡先を知っている親しい方には、LINEやメールなどですぐにお礼を伝えておくといいですね。
立ち寄ってくれた方で、芳名帳に連絡先を記入(DMオッケーの方)して頂いた方にもお礼のメールやハガキを送れるととてもいい印象です。


それでは最後に、これまでご紹介した個展やグループ展、展示会が行えるレンタルスペース、コワーキングスペース「ビィーゴ」のご案内です。
2019年9月にオープンしたレンタルスペースでは、早くも展示会やグループ展なども行われています。

枚方にあるコワーキングスペース「ビィーゴ」を利用する

2019年にオープンしたビィーゴ枚方本店は、商業施設「枚方ビオルネ」の4,5階フロア1,600㎡を有する大型コワーキングスペース&レンタルスペース。大阪・枚方市駅徒歩3分にある貸し展示会場です。

ファッション、プロダクトの商品展示会や、作品展・個展の開催、ポップアップストアの開催、写真撮影など様々な用途に対応。
個人、法人問わず会員登録不要で 空きがあれば1日貸しから長期利用も可能です。

「ビィーゴ」で個展を開催するメリット

▽わかりやすい場所にあり、交通アクセスもいいギャラリー

「コワーキングスペース ビィーゴ」でしたら、京阪枚方市駅徒歩3分でアクセスも抜群です。
京都や大阪などからも気軽にお越しいただけます。

▽雰囲気作りがやりやすい

ビィーゴの内装は、どんな家具にもマッチする白基調でナチュラル系の内装。
・嫌いな人が少ない
・流行に流されず時代に左右されない
・照明づかいで雰囲気を作りやすい
・展示物の邪魔をしない
・赤や青などポイントにしたい展示物が映える
・写真映えの効果も

それだけではなく、落ち着いた雰囲気を演出する効果もあるので、じっくりゆったり鑑賞してもらえる場として最適です。

▽クリエイターが集まるコワーキングスペースがある

そもそも「ビィーゴ」はコワーキングスペース。
「ビィーゴ」の会員の約20%はフリーランスで、中にはクリエイティブなお仕事をされているという方も多くいらっしゃいます。
また実際に「ビィーゴ」でつながり、仕事を依頼する、依頼されるということも。

個展の開催が会員の方の目に留まり、仕事のつながりを作るきっかけになるかもしれませんね。

「ビィーゴ」で個展を開催するデメリット

▽レンタルスペースは安くはない

レンタルスペースの費用は決して安くはありません。
ほかにも色々と下見をしていただいて、交通の便や搬入、共用設備・備品など総合的にみて、会場をどこにするかご判断くださいね。
これまでの事例をもとにご相談もしていただけるので、個展を開催する手助けになれば幸いです。

▽小さなカフェくらいのスペースでの個展にしたい場合

カフェや小さなギャラリーなどでの個展をイメージしている方には、ビィーゴ心斎橋店のレンタルスペースが広すぎると感じるかも知れません。
しかし、ビィーゴのレンタルスペースをご希望された場合、そこで同時にワークショップを開くなど、スペースを活用するアドバイス等は精一杯させていただきます。

貸し展示会場(レンタルスペース)の利用の流れ

レンタルスペースのご予約はWebサイトより受け付けております。
見学は事前予約不要でご利用いただけます。

詳しいレンタルスペースご利用の流れはこちらの記事をご覧ください。

さいごに

いかがでしたか?

「自分が個展なんて、まだまだ・・・」と考えている方も多いと思いますが、ちょっと勇気を持って踏み出すことで思いもよらない繋がりができることも。

趣味の流れで、
創作のステップアップのために、
繋がりをつくるために、

どんな理由でも、個展を「自分スタイル」で
楽しんで開催できるように、お手伝いさせていただきます。

コワーキング・レンタルスペース ビィーゴへ、いつでもご相談ください。

この記事を書いた人
ビィーゴ
みんな大好きビィーゴちゃんです。ビィーゴのホットな話題をお伝えします。