スタンダードブックストアのイベントに行ってきました!

こんにちは!! ビィーゴイベントディレクターのながはらです。

「面白いイベントを企画するためには自分たちもお客さんとしてイベントに参加しなければ!」、ということで大阪を中心にさまざまなイベントや人が集まる場所に足を運んでいます。

今回は、コミュニティーマネージャーのアサカワミトと一緒に天王寺のスタンダードブックストアのイベントに参加してきました。

早速、当日の模様をレポートしたいと思います。

スタンダードブックストアってどんなところ?

スタンダードブックストアは、JR天王寺駅から徒歩5分ほどのところにあった書店※訪問後の2023年6月11日に閉店)です。ユニークな品揃えが特徴で、小さな出版社の本やZINEなど他の書店にないような本もたくさんあります。トークライブや展覧会など本にまつわるイベントを積極的に開催されています。

イベントには毎回異なるジャンルのゲストが来られますが、全体を貫くようなカラーがあって、「知らないゲストだけど、スタンダードブックストアのイベントだから行ってみよう!」と思わせるものがあるんですよね。

まさに、イベントを通じたコミュニティづくりを実践されている場所だと思います。これは、ビィーゴで私たちが目指しているところでもありますね。

ちなみに、この店は以前心斎橋にありました。私はその頃からのファンです。選書やイベントの人選など、とにかくこの店のテイストが好きなので、今回まだ行ったことがないというアサカワを無理やり誘って行きました(笑)。

二人でビィーゴの本棚のために選書

というわけで、イベント開演1時間前にお店に集合。まずは、二人で一冊ずつビィーゴの本棚に置きたい本を選ぶことにしました。コミュニティや働き方などを中心に探しました。

そんなに大きな店ではないのですが、普通の書店に置いてない本など面白そうな本がたくさんありました。本好きにとっては天国のような場所です。

私(ながはら)が選んだのは、「失われた’’雑談’’を求めて」(タバブックス)です。コロナ禍で筆者が行った雑談をまとめた本です。正直、ここに来るまで存在を知らなかったです。

ちなみに、もう1冊は、この日参加したイベントの登壇者平田はる香さんの本「山の上のパン屋に人が集まるわけ」(サイボウズ式ブックス)です。

アサカワが選んだのは、「香山哲のプロジェクト発酵記」(イーストプレス)です。目次を読んだだけですが、アイデアだったり、企画について書かれていた本です。

アサカワも私が選んだ本に興味を持ってくれたようです。二人とも似たようなテイストの本を選んでいたので、チームワークバッチリだと思いました。

いよいよトークライブスタート!

買い物を終えた後はいよいよこの日のメインイベント、トークライブです。この日のゲストは、長野県東御市でパンと日用品の店「わざわざ」など3店舗を経営する平田はる香さんです。平田さんの著書「山の上のパン屋に人が集まるわけ」(サイボウズ式ブックス)の出版を記念して開催されました。


ちなみに、店名の「わざわざ」はお店が山の上にあることに由来しています。公共交通機関が通っておらず、車でしか行けない場所なので、「わざわざ来てくださってありがとうございます」ということだそうです。

イベントでは、店主の中川和彦さん(写真左)がMCを務めておられます。ゲストが魅力的なのはもちろんですが、とにかく中川さんのMCが素晴らしいんです。相手をリラックスさせてゲストの本音を引き出したり、観客がついてこれなそうな話題になった時には、さりげなくフォローしたり…

私もビィーゴのイベントでMCやファシリテーターをすることがあるので、毎回「中川さんの座談の才を見習いたい!」と思いながら聞いています。

イベントで印象に残ったこと

平田さんは、移動販売と自宅の庭先での販売から事業をスタートさせて14年目。現在は、「わざわざ」、「問tou(とう)」、「わざマート」の実店舗3店とオンラインストアを運営されています。2017年には法人化し、現在は年商3億円の企業に成長しています。

「長野県の山奥にあるこだわりのお店」ぐらいの知識しかなかったので、予想以上に本格的な会社だったことに驚きました。

わざわざは平田さん曰く、「見た目はお店やさん、裏側はコンビニ」だそうで、コンビニはじめチェーンストアについてものすごく研究されています。

この日も、冒頭からセブン-イレブン・ジャパンを立ち上げた鈴木敏文さん(この人も長野県人!)について熱く語る場面が印象的でした。

そのほかにも、これまで小ロットの製品を作っていなかったメーカーと組んでオリジナルの靴下を完成させた話や、工場で余った糸を活用した靴下を企画した話など平田さんの魅力が伝わるようなエピソードをたくさん聞くことができました。

私自身、イベントを通じて、すっかり平田さんのファンになりました。実店舗にも「わざわざ」行ってみたいと思っています。

ちなみに、この日のイベントで、司会とゲストのお二人はビールを飲みながらお話されていました。おそらく、ちょっと酔った方がトークも盛り上がるんですよね。こういういい意味でくだけた感じもここのイベントの魅力だと思います。

イベント終了後、わざわざのオンラインショップを見てみました。イベントで取り上げられていた靴下の他にも魅力的な商品がたくさんありました。商品紹介以外のコンテンツも充実しています。興味がある方は、ぜひ、ホームページをのぞいてみて下さい。

スタンダードブックストアは6月11日でいったん閉店。

イベントに申し込んだ直後、驚くようなニュースが飛び込んできました。なんと、スタンダードブックストアが2023年6月11日(日)で閉店するとのことでした。大好きなお店ですし、これからも通いたいと思っていただけにショックでした。

名残惜しいので、あらためて最終日に顔を出してきました。店内は私と同じような思いを持った方でいっぱい。店主の中川さんに声をかける常連さんの姿も目立ちました。

併設のカフェでランチ(タコライス)もいただきました。ここは、本屋として魅力的なだけでなく、フードやドリンクも美味しいんですよ!隣で食事をしていたカップルが「なんでこんないい店が閉店しちゃうんだろう」と言っていました。私も全く同じ気持ちでした。

帰り際、中川さんとお話しました。天王寺のお店はいったん閉店されますが、他の場所での再オープンを目指しておられるそうイベントも引き続き開催されるとのことでした。その時はぜひ参加したいと思っています。

というわけで、これが最後ではなく、今後の展開を期待してのさようならです。

以上、スタンダードブックストアのイベントレポートでした!

今後の予定について

今後も、関西エリアを中心にいろんなイベントに参加し、そこで学んだことを日々の企画に活かしていきたいと思います。不定期でレポート記事も書いていきますのでお楽しみに!

この記事を書いた人
まさやん
ビィーゴのイベントディレクター兼写真部長です。大阪市生まれ枚方市育ち。地元を拠点に、全国各地のローカル&ソーシャルな活動に関わるべく、いろいろ動いています。趣味は、鉄道旅・読書・スポーツ観戦(特にラグビーが好き)。