アンバサダー第1号!永田賢司さんに聴く「どんな仕事でも大事にしたい当たり前のこと」【ビィーゴインタビュー】<前編>

こんにちは。ビィーゴコミュニティマネージャーのアサカワミトです。
第19回目となるビィーゴインタビューですが、今回は会員ではなく「ビィーゴアンバサダー」にインタビューをします。

ビィーゴがアンバサダーを任命するのは今回が初めて!
今回はその記念すべき第1号としてビィーゴをオープン当初から色んな方にご紹介してくださっている永田賢司さんにお願いしました。

永田さんは某民間企業で“まちづくり推進”のお仕事をされている傍ら、プライベートでは「枚方モルックの会」を立ち上げて、日々まちを面白くする活動をされています。

インタビューは前後編に分けてお届けします。
その前編として今回は永田さんのお仕事や、その中で大事にされていることについてお聞きします。

それではどうぞ!

【プロフィール】
永田賢司

兵庫県出身。結婚を機に枚方在住。会社員としてコミュニティ系まちづくりの業務に従事。仕事で出会った色々な活動に刺激を受け、自分の住む街でも楽しい活動がしたくなり2020年に友人と「枚方モルックの会」を立ち上げ、現代表。ビィーゴアンバサダー第1号。お茶と和菓子好き。

<インタビュアー>:アサカワ ミト(ビィーゴ コミュニティマネージャー)
          西野 友梨 (ビィーゴスタッフ)※見学として参加

ビィーゴアンバサダー第1号 就任!

ミト

今回はビィーゴアンバサダーの記念すべき第1号をお引き受けいただきありがとうございます。

その前に、ちょっと聞いておきたいんですけど……アンバサダー就任の件ってどういうふうに聞いてます?

永田さん

特に今まで通りで良いですよって聞いてます。というのもビィーゴスタッフとはビィーゴが出来る前から知り合いということもあってオープン時から色んな方に「こんな場所あるんですよ」って紹介していて。ちょうどこの間も紹介したところです。なので、勝手にアンバサダーって名前がついたぐらいに思っていて。それで良いですか?(笑)

ミト

もうそれでばっちりです(笑)

それでは今日はアンバサダー就任ということで、永田さんがどんな方で、どんな活動をされているのか?そのあたりをインタビューをさせていただきます。

永田さん

よろしくお願いします。

「まちづくり推進」というお仕事

ミト

ではまず、永田さんはどんなお仕事をされているんでしょうか。

永田さん

民間の企業で、まちづくり推進の仕事をしています。コミュニティ作りとか、地域活性化とか、そういったことに関連した仕事をしてますね。ソフト&ハードを含め、地域活性化をしていくための場作りをどうしていくか? そんなことを企画したり、運営したりしている感じですね。

ミト

それは例えば、何か店舗を実際に建てたり、プロデュースや協力をしたりっていう感じですか?

永田さん

店舗を誘致するための建物を作ったりしています。建てるだけじゃなく、場所や空間の整備をしたり。その後にそこで行うイベントを企画するようなプロジェクトとかもしますね。

ミト

何かマルシェを企画したり、サポートしたりとかですか?

永田さん

どちらかというとマルシェで使ってもらう場の管理ですね。あとはマルシェとかイベントとかをやってくれそうな方を探してお願いすることもしています。

ミト

じゃあなかなか規模の大きい事業をされてるんですね。

ところで今のお仕事以前は、どこかで務められていましたか?

永田さん

最初から今の会社ですね。ただ社内にはいろんな事業があります。まちづくり関係を担当する前は店舗系の仕事をしたり、あとは広報とか販促とか、そんなこともさせてもらいました。

ミト

今の職場には元々関心があって入られましたか?

永田さん

そうですね。広く関西が盛り上がるようなこと、楽しくなるようなことに携わりたいと思っていたので、ブレてないですね。僕はもともと兵庫県の出身で、大学も関西の大学、そして知り合いも親戚も関西ばっかりだったので、将来的にも関西に関わりたいと思っていました。会社では大きな幅で捉えた働き方が出来ているので、特に今の部署では「何でもあり!」みたいな気持ちで働いています。

ミト

大学で学んできたことが仕事に繋がりましたか?

永田さん

大学では土木系だったんですけど、その中の都市計画とか、そういう分野をやっていたので、そうですね。結果的には今の仕事に繋がることをさせてもらえてます。

「バランス」の人とよく言われる

ミト

じゃあそうして培ってきたもので今の仕事に役立ってること、もしくは仕事をしていて自分が無意識に高いなと思う能力ってありますか?

永田さん

いやぁ…自分には特出した能力なんて無いと思ってるんですけど。でも人からはバランスの人みたいなことはよく言われますね。

ミト

バランスの人ですか。それはどういう点で?

永田さん

満遍なくやっているっていうか。例えば職場で、コミュニケーション能力は高いけど、きっちりかっちりしたことは苦手って人がいたりするんですけど、僕の場合はきっちりかっちりしたところも結構ちゃんとやるし、フワッとしたところもちゃんとやる。サラリーマン的なことをしつつ、地域のイベントとかにも行って、いろんな方と会って喋ったりもする。そんなところが、そう言われている理由かもしれませんね。

ミト

永田さんと初めてお会いしたのは、枚方でのまちづくり関連のイベントでしたけど、プライベートで参加されてましたもんね。そういう行動をされているからか、永田さんって普段お会いするときは全然会社の人って感じしないですよね。会社の匂いがしないっていうか。だから初めてお会いした時は話やすい方だなって印象を持ちました。

永田さん

ありがとうございます。結構そういうのって出るじゃないですか。人によって会社サラリーマン的な雰囲気が。僕はそのあたりは意識的に消していて、話をしてもらいやすいように心掛けているところはあるかも知れないですね。

当たり前だけど「ちゃんと関わるということ」

ミト

お仕事をするうえで「こういうスキルが必要だ」みたいなのってありますか。

永田さん

必要ってことではないんですけど、まちに関わってるので色んな方と喋ります。色んなタイプ、職業、バックグラウンドをお持ちの方とフラットに喋るので、人と話すことがすごく鍛えられた気がします。

ミト

元々、人とフランクに喋れる方でしたか?

永田さん

どっちかっていうとそんなに喋るのは好きじゃなかったんですよ。結構1人でいることが好きなタイプで「なるべく話しかけて欲しくない」「もう、仲の良いメンバーとだけ居たい」みたいな人間でした昔は。仕事を通して、喋れるようなっていきましたね。

ミト

結局大事なことって社会に出てから身に付いていくものなんですね。そうやって仕事をする中で身につけてきた、大切にしてることってありますか?

永田さん

どんな仕事もそうかもしれないですけど、結局は関わってる物事をちゃんと見に行くことかなと。例えばまちづくりだったら、実際に現場を歩いたりすることが結構大事だったりしますね。そうすると人と出会って、色んな人から話を聞くことが出来る。考える時間よりも一歩踏み出していく時間の方が大事なんじゃないかなって思います。

ミト

確かに、色んな職業においても、実際に現場に行かない人って結構いるかもしれませんね。

永田さん

行かない人の方が多いんじゃないですか。僕はもう今日明日行けるなら絶対行くとか、いま行けるならもう行く!ぐらいの気持ちで行動してますね。とりあえず、早めに動くことが多いです。結構ないですか? 行こうと思ってたけどいろいろ予定入って、結局行けなかった…なんてこと。僕はそれが嫌で。だからチャンスがあるなら行く。そういうことはまめにやってますね。

ミト

お仕事のシーンでも、そういったアクションを遅らせることで、いつのまにか関わっていることが先延ばしになってしまったり…ってことありそうですよね。

永田さん

そうそう。「あ、確認できてないです」とか「まだ見れていないです」とか、そういったことでタイミングを逃すと、人に返せる返事が1ターン遅れて、調整も遅れてって、それで色々ずれていくってこと絶対あるんですよ。だからその1ターンを早くすることはとっても大事だと思ってます。まあそんな大したことではないんですけど。

ミト

いやいや、めちゃくちゃ大事だと思いました。

永田さん

あとは色んな人と話していると情報もたくさん入ってくるんですけど、どの情報を大事にしよう?っていう取捨選別をするのが結構難しいんですよ。全部聞いてたら大変だから、その辺はたとえば、同じ情報を何人かから聞いたらそれをやってみる行ってみる、とか。そうやって取捨選別をしていますね。

ミト

情報の取捨選別。気持ちとしては全部に応えたくてなんとかしようと思うけど、それが溜まっていくと嫌気がさしてきて…ああもう全部いいや!! なんてなったりして(笑) ちゃんと取捨選別をすることって大事ですよね。

選択肢を1つに絞りすぎないこと

永田さん

結局、何事もなんですけど、あんまり考え過ぎたり自己分析し過ぎず、まずは色んな人と会ったりして経験を積んでいくしかない気はしています。みんな、なにかと物事を1個に絞ろうとする人が多いんですけど、僕の場合は人生のターニングポイントごとに毎回選択肢を何個か用意しているんです。その方が気楽だし、本当に行きたいところに気づけたりすることもあるんですよ。絶対いける道をちゃんと用意して、そこで楽しくなるようなことを考えておく。選択肢を用意しておくってのは大事かなぁ。

ミト

これと決めすぎずに選択肢をちゃんと持っておく。

永田さん

そう。めちゃくちゃ頑張って第一志望の会社に入ったら、それで全員幸せかっていうとそれは別。でも誰でも道って探せば全然あると思うから、そこで出来る楽しいことを考えるのが大事。その方が気持ち的に楽だし、楽しいですよ。

その柔軟性と切り替えの良さは大事ですね。いつも全てがうまくいくわけじゃないですもんね。

今回はお仕事をするうえで、当たり前だけど大事にしなきゃいけないことをたくさんお聞きすることが出来ました。

<後編>ではビィーゴとの出会いや関わり、そしてプライベートで立ち上げた「枚方モルックの会」について聞いていきます。

この記事を書いた人
アサカワ ミト
ビィーゴ コミュニティマネージャー(アナタとおしゃべりしたい人)
イベントを企画したり、ビィーゴを通して枚方の面白さを発掘したりしています。
演劇活動もしており、カフェなどの日常のそばで小さな公演をしたり、一般の方にも演劇を体験していただける「演劇であそぶワークショップ」などの活動もしています。